【グアダラハラ世界遺産】圧巻の壁画!Hospicio Cabañas(オスピシオ・カバーニャス)

グアダラハラは市内中心部に観光名所がぎゅっと集まっているので、市内の主要な観光地へのアクセスが簡単です。

今回紹介するオスピシオ・カバーニャスもそのひとつ。
グアダラハラのシンボル的存在のグアダラハラ大聖堂から徒歩約15分なのでアクセスが容易です。
1997年文化遺産として世界遺産に登録されました。
壁や天井いっぱいに描かれた壁画があるため、ただ行って見るだけでも印象に残るとは思うのですが、ある程度の予備知識を知っておくだけで何倍も楽しめます。

グアダラハラのおすすめ観光地なので是非足を運んでみてください。

目次

Hospicio Cabañas(オスピシオ・カバーニャス)とは?簡単に解説

エントランスからすぐの旧礼拝堂
総面積約25,000㎡もの広さ

建物の歴史と施設の用途

オスピシオカバーニャスの名前の由来はフアン・クルズ・ルイス・デ・カバーニャス司教に由来しています。
司教によるこの建物の目的は孤児、高齢者、病人や身体障がい者等の見捨てられた人々のための避難所としての場所を作ることでした。

1796年カバーニャス司教はメキシコシティの有名な建築家であるマヌエル・トルサに設計を依頼しました。
オスピシオ カバーニャスは、その新古典主義の建築様式と芸術が評価され、1997年に世界文化遺産に登録されています。

1810 年にこの建物は Casa de la Caridad y la Misericordia (慈善と慈悲の家) としてオープンして以来、長年に渡って孤児院として使用されてきました。

現在の用途

これまで孤児院や避難所として使用されてきたオスピシオカバーニャスですが、政府の法令にを受けて、芸術の普及に特化したスペースに変わり1983 年に正式にオープンしました。
現在は美術館や博物館として美術や工芸の発展に貢献しています。

見どころ:José Clemente Orozco(ホセ・クレメンテ・オロスコ)の壁画

見どころは何と言っても天井やドームいっぱいに描かれた壁画。
その数は57にもなるそう。
迫力いっぱいのこれらの壁画はスペインの文化とメキシコ先住民文化の融合を示しており、読み書きができないような階層にもわかるようにする目的があったのだとか。

メキシコの三大芸術家

ドーム天井に描かれている「炎の人」

José Clemente Orozco(ホセ・クレメンテ・オロスコ)はメキシコ壁画運動の三大芸術家として、ディエゴ・リベラ、ダビッド・アルファロ・シケイロスと共に3大芸術家と評されている。
メキシコ壁画運動は1920年代から30年代のメキシコ革命下で起こった運動で、革命の意義や、メキシコ人としてのアイデンティティーを民衆らに伝えることが目的であったとされている。

グアダラハラ大聖堂のすぐ裏側のAv.Migual Hidalgo y Costilla(ミゲルイダルゴ コスティージャ通り)の歩道に、いくつかの著名人の銅像があり、その中のひとつにホセ・クレメンテ・オロスコの銅像もあります。
合わせて立ち寄ってみるのも良いですね。

知っているねこ

Diego Rivera(ディエゴ・リベラ)は日本でも有名な
フリーダ・カーロの旦那さんだよ

ホセ・クレメンテ・オロスコのその他有名な作品

彼のその他の代表作として、ハリスコ市庁舎の階段上に描かれた「立ち上がる僧侶イダルゴ」があります。
こちらも迫力いっぱいの壁画です。ハリスコ市庁舎もグアダラハラ大聖堂近くに位置しているので徒歩圏内です。ハリスコ市庁舎は入り口で名前などを記入すれば無料で見学できます。

また「メキシコ風景」という題のキャンバス画が名古屋市美術館に所蔵されています。

グアダラハラ大聖堂の裏手にある、
この円形アーチのモニュメント前の歩道にオロスコの銅像があります。
「立ち上がる僧侶イダルゴ」

アクセスや営業時間 入場料無料情報

営業時間火曜日~日曜日 10:00~17:00
定休日月曜日
入場料一般:80ペソ
メキシコの本人確認書類またはメキシコの運転免許証の提示:55ペソ
※火曜日は入場無料
住所C. Cabañas 8, Las Fresas, 44360 Guadalajara, Jal.
公式サイトhttps://museocabanas.jalisco.gob.mx/en/

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