【グアダラハラ観光】グアダラハラに来たら絶対外せない Tequila(テキーラ村)

グアダラハラに来る理由がテキーラ村、蒸留所見学の方も多いと思います。
メキシコ人夫もグアダラハラに着くや否や「テキーラ村に行こう!」と意気込んでいたので、テキーラ村とテキーラ蒸留所見学ツアーへ参加してきました。

知っているねこ

テキーラに興味がなくても案外楽しめる

目次

奥が深いテキーラ

ブルーアガベが原料の蒸留酒

テキーラとは、ブルーアガベを原料にメキシコの決められた地域でしか生産することができない蒸留酒です。
ブルーアガベを原料に作られる他の蒸留酒もありますが、決められた地域以外で生産されたものにはテキーラとは名付けられません。(メスカル等と呼ばれる)

テキーラの中でも、ブルーアガベを100%原料に使用したものは100%アガベテキーラ51%以上原料にしたものはテキーラ49%以下の原料で砂糖やシロップなどを混ぜているものはミクストテキーラとなります。

質の良いテキーラを飲むまでは、テキーラ=悪酔いのイメージがあったのですが、あれは全部ミクストテキーラだったのかなと思いました。

ねこ子

安いバルサミコ酢の原料にカラメルが入っているのと同じかな..?

熟成期間

また熟成期間によって等級も変わります。
熟成期間が長くなると、テキーラにオーク樽の香りが仄かに移って、まろやかな味わいになるそうです。

スクロールできます
等級熟成期間
Blanco(ブランコ)、Silver(シルバー)2か月未満
Reposado(レポサド)2か月以上
Añejo(アニェホ)1年以上
Extra Añejo(エクストラアニェホ)3年以上

一般的には熟成期間が長くなるほど価格も上がります。
オークの香りが移ったテキーラではなく、アガベのフレーバーを感じることができるため、あえて熟成期間が短いブランコやシルバーを好むテキーラファンもいるようです。

ツアーでテキーラ村と蒸留所へ!

今回私たちはネットで探したツアーに参加しました。一人750ペソ(約6,500円)でした。
蒸留所2か所とアガベ畑の見学が含まれています。食事は含まれていません。

午前9時に滞在先へ中型バスがピックアップに来てくれました。
次々ピックアップし合計11人ほどの参加者がいました。
いざ目的地へ出発!
参加者の国籍は様々でツアーガイドさんがスペイン語と英語で忙しそうでした。

1か所目の蒸留所、アガベ畑、バー

最初の目的地は1か所目の蒸留所です。
蒸留所を見学しながらテキーラの製造工程や歴史について説明してくれます。

説明が終わったらいよいよ試飲タイム!
Blanco(ブランコ)・Reposado(レポサド)・Añejo(アニェホ)・Extra Añejo(エクストラアニェホ)・タマリンド味のリキュール・グアバ味のリキュールと、どんどんカップに注がれて計6種類の試飲をしました。

どれもスムーズに喉を通ります。特にアニェホ、エクストラアニェホは、バニラのような風味も感じられてバニラアイスにかけて食べたら美味しそうだなと思いました。(もったいない)


蒸留所のお姉さん曰く、空港の免税店で購入するよりも少しお手頃価格になっているとのことでした。

1か所目の蒸留所を後にして、次に向かった先はCantaritos(カンタリート)を売りにしているバー。バーの裏手は一面にアガベ畑が広がっています。

カンタリート=テキーラ、ライム、グレープフルーツジュースを混ぜたカクテル。
素焼きカップに入っています。カップの縁についたチリパウダーと塩がメキシコらしい。

ここのバーでトイレ休憩がてら40分ほど滞在しました。
子猫とじゃれあって時間をつぶしました。

ねことさよならをしてやっと昼食へ。
昼食は各自でとるスタイルだったので、テキーラ村のメルカドでトルタを食べました。
更にミチェラダを飲んでこの日は朝からずーっとアルコールを摂取しています。

José Cuervo(ホセクエルボ)蒸留所へ

続いて向かった先は恐らく本日の一番の目玉であるホセクエルボ蒸留所に見学に来ました。
ホセクエルボのテキーラは日本ではアサヒビールが輸入販売しています。
1975年に創業され200年以上もの歴史があります。
また世界売上販売量ナンバーワンだそうです。

こちらでもテキーラの熟成期間による等級の違いや原料のブルーアガベについて、製造工程を説明してもらいました。1か所目の蒸留所とほぼ内容としては同じだったので正直、1か所のみの見学でよくない..?と思ったのですが、ツアー会社と蒸留所との大人の事情があるのでしょう。

原料となるブルーアガベの根本部分、Piña(ピニャ)がゴロゴロ転がっていました。試しに持たせてもらったところ、ずっしりと重かったです。大きなものになると100キロ近いピニャもあるとのことでした。

工場内は加熱されたピニャの甘い香りが漂っています。
これまでに嗅いだことのない、なんとも説明しがたい香りでした。
こちらでも4-5種類のテキーラを試飲をさせてもらいました。朝から何種類ものテキーラを試飲、カンタリート、ミチェラダと、飲酒ばかりしているので昼過ぎからずっとほろ酔い状態でした。

知っているねこ

お水を忘れずに持って行こう

余談ですがコロナ渦で自宅にいる時間が増えたため、特にアメリカでテキーラの消費量が著しく増えたそうです。またコロナ渦が去ってからは、アニェホやエクストラアニェホ等の高価格なテキーラ人気が過熱して、引き続きテキーラの消費量は上昇傾向にあること・原料のアガベ栽培には一般的に7年以上必要であることも相まって、アガベの栽培が追い付いていないとのこと。

また最近はアガベの買い取り価格が下がってきたせいで、収穫まで時間がかかるアガベの栽培ではなく、高価に輸出されるベリー類の栽培に移行する農家さんも多いとのことです。

一時は(現在も?)テキーラやアガベシロップの市場規模の拡大を狙って、アガベへ投資する投資家もいたようでのですが、今後これらの市場に何が起こるかわからないのでまさしく綱渡り投資だと思いました。

グアダラハラに来たら是非!

テキーラにはあまり興味がなかったですが、蒸留所では丁寧に説明してくれるので初心者でも楽しめました。

食事が料金に含まれているツアーもあるのですが、メニューは自分たちで選びたかったので食事なしのツアーにして正解でした。テキーラ村にはレストランがたくさんあるのでレストラン選びには困らなさそうですが、観光地価格です。逆にレストラン選びも面倒だと思う場合には、食事が含まれているツアーを選択すると良いです。

今回はバスツアーに参加しましたが、ホセクエルボ社が運営する豪華列車、通称テキーラ列車もいつか体験してみたいと思っています。
テキーラを味わいながら、車窓から一面に広がるアガベ畑を見て気分も高まりそうです。

グアダラハラにきたら是非テキーラ村に訪れてみてください。
帽子とお水をお忘れなく!

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