【厳選2行】日本の銀行口座はどうすればいい？海外移住者におすすめの銀行紹介

海外に移住予定のねこ

こんなうふうに考えている方いませんか？

海外居住の場合、日本の銀行口座をそのまま保有していてもいいのかどうかは、各銀行によって対応が変わってきます。
現状では口座解約するよう求めている銀行も多いです。

この記事を書いている私は以前カナダに住んでいました。
カナダに住んでいた際は、解約しなければいけないことを知らずにそのまま放置していました。

日本の銀行は現状では有り難いことに口座維持費は徴収されないですからね。

住んでいた期間は3年半ほどになりますが、帰国後実際に凍結対応やお咎めがあったわけではありません。

これから海外移住するにあたって保有している銀行口座を整理したかったので、海外移住者でも保有できる銀行を調べました。

これから移住を検討されている方におすすめの銀行をまとめてみました。

是非最後までご覧ください。
それではどうぞ！

まずはご利用の銀行が海外居住者に口座保有を許可しているのかどうかの確認を

海外へ移住すると非居住者という扱いとなるため、国内金融機関のサービスは原則利用することができません。
まずはご利用の銀行が非居住者へサービスを提供しているのかどうか確認しましょう。

各銀行の対応一覧表

主な銀行を下の表にまとめました。
下の表にない場合は、「〇〇銀行　非居住者」などのキーワードでググってみてください。

銀行	各銀行の対応	リンク
三菱UFJ銀行	グローバルダイレクトに申し込みをすれば維持可能（利用手数料/月額300円）	グローバルダイレクト
三井住友銀行	SMBCダイレクト・グローバルサービスに申し込みをすれば維持可能（利用手数料/月額220円）	SMBCダイレクト・グローバルサービス
みずほ銀行	維持可能。みずほダイレクトを既に契約し利用中の方のみ国内振り込み利用可能。	海外勤務者向け日本国内送金サービス
住信ＳＢＩネット銀行	口座解約	住信SBIネット銀行よくある質問
楽天銀行	口座解約	楽天銀行口座取引規定（個人向け）
ＰａｙＰａｙ銀行	口座解約	PayPayサービス利用規約
イオン銀行	口座解約	イオン銀行よくある質問
ソニー銀行	一部制限はあるが維持可能。所定の手続きをする必要がある。	海外転勤・留学などをご予定の皆さまへ
SBI新生銀行	原則として口座解約	海外に転出されるお客さまのお取引の制限について
GMOあおぞらネット銀行	口座解約	GMOあおぞらネット銀行よくある質問

移住者におすすめの銀行口座２選

ソニー銀行

ソニー銀行の特徴

ソニー銀行はマルチカレンシー口座のため、貯めた外貨をそのままショッピングや引き出しに使うことが可能です。

またリフティングチャージが無料であることも大きな特徴です。

リフティングチャージとは海外からの送金の受け取りにかかる費用なのですが、ソニー銀行では何度でも無料※です。

そのため外貨建てで給与を受け取る方や、自己資金移動など、海外から日本に送金する可能性がある方には大変おすすめです。

※経由銀行で手数料が発生する場合があります。

ソニー銀行のリフティングチャージがどれくらいお得かというと、他行では1,500円～2,500円と設定している銀行が多いです。

デメリット

残念ながらソニー銀行から海外への送金には対応していません。

しかし海外送金にはWiseやRevolutといった送金サービスを使えばいいので問題ないです。

また海外からの利用には制約のあるサービスがいくつかありますが、振り込みや受け取りが簡単にはできなくなっています。

詳細については割愛しますが、ざっくり説明すると振り込みをするにはPCサイトから振込先の登録後、指定された記載事項を入力して問い合わせをする必要があります。

振込手数料はソニー銀行宛ては無料ですが、他行宛ては1,000円かかります。

受け取りにはソニー銀行からメールが送られてくるので以下の4項目に回答をしないと受け取り出来ません。

1. 受け取り人（お客さま）の居住地国・地域
2. 受け取り人（お客さま）の国籍
3. 送金目的
4. 継続的な振り込みか

ソニー銀行まとめ

SMBC信託銀行

SMBC信託銀行の特徴

ソニーバンク同様、貯めた外貨を海外でそのまま利用することが可能です。
日本円を含めると18通貨に対応しています。

またこちらもリフティングチャージ無料です。※
※中継銀行で手数料が発生する場合あり。

最大の1.5％のキャッシュバックを受けるにはステータスが「プレスティアゴールドプレミアム」である必要がありますが、ランクが1番高いので条件の難易度高めです。
3つのステータスがあります。興味がある方はこちらから確認できます。

海外送金に対応はしていますが、送金手数料は安くない印象です。

ステータスが「プレスティアデジタルゴールド」以上であればインターネットバンキングでの外国送金手数料が無料になるのでこれは非常にお得です。
外国送金が無料ならWiseやRevoltなどの送金サービスすら必要ないですね。
金融機関の口座開設をなるべく最小限に抑えたい方には大変おすすめです。

デメリット

最大のデメリットは口座維持手数料が月額2,200円かかります。

ただし以下のいずれかの条件を満たす場合、口座維持手数料は無料になります。

• 前月※の月間平均総取引残高の外貨部分が20万円相当額以上
• 前月※の月間平均総取引残高が50万円相当額以上
• 前月※末時点でローン商品のお借入れがあること（プレスティア マルチマネークレジットは除く）
• 前月※最終営業日の当行所定の時点でプレスティア マルチマネークレジットのお借入があること
• 前月※25日（25日が土・日・祝休日の場合は前営業日）時点でSMBC信託銀行の提携クレジットカードの会員であること
• 外貨積立サービスの初回引落しがあった月の翌月以降、一定の積立がされていること

※新規口座開設月および開設翌月が前月にあたる場合は、上記条件にかかわらず無料です。

また海外送金も国内振り込みも非居住者が利用する場合は事前登録が必要です。
支店もしくは郵送での登録か、トークン（ワンタイムパスワードを表示される小型端末）があればインターネットバンキングでも可能。
いずれの方法も登録に1週間かかるため、時間に余裕をもった方がいいです。

SMBC信託銀行まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか？
海外移住者へおすすめの銀行を紹介しました。

いわゆるメガバンクでも非居住者に口座保有は認めていますが、三菱UFJ銀行と三井住友銀行では月額手数料がかかります。
みずほ銀行は無料ですが海外送金には対応していないことと、海外のATM利用ができません。

上記の2点の理由から今回紹介はしませんでした。

最後に今回紹介した2行の表をお届けします。

	口座維持費	海外送金	海外ATM	国内振り込み	特徴
ソニー 銀行	無料	非対応	対応	対応 （指定された内容で 事前に問い合わせが必要）	・外貨10通貨に対応 ・条件なしで口座維持費無料
SMBC 信託銀行	2,200円 （条件を満たせば 無料）	対応 （事前に振込先要登録）	対応	対応 （事前に振込先要登録）	・外貨17通貨に対応 ・条件を満たしていれば口座維持費無料 ・会員ステータス条件をクリアしていれば海外送金や国内振り込み手数料が無料になる