【海外移住】メキシコ移住前の予防接種にかかった費用やスケジュール

メキシコ入国にあたって接種が必須な予防接種はありませんが、推奨されているワクチンは数種類あります。（2023年８月現在）
外務省の世界の医療事情のページに詳しく記載されていますので渡航前に確認しましょう。

外務省HP世界の医療事情　メキシコ

また現地のインターナショナルスクールに入学するにあたり接種証明が必要な場合があるので、お子様連れの場合はしっかり確認しましょう。

メキシコ移住にあたり推奨されている予防接種

医療のことなので適当な抜粋ではいかんと思い、それぞれに厚生労働省検疫所のリンクを貼っておきます。

A型肝炎

糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して、水や氷、野菜や果物、魚介類を経て口に入ることで感染。

詳細はこちら

B型肝炎

輸血や注射針の使いまわしによる感染も。

詳細はこちら

破傷風

傷口から菌が入り込んで感染。

詳細はこちら

腸チフス

感染したヒトの便や尿に汚染された水、氷、食べものが原因。

詳細はこちら

狂犬病

ウイルスを保有するイヌやコウモリなどの野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入。

詳細はこちら

実際にかかった費用

外務省のホームページで接種が推奨されていたのは上記の5つでしたが、狂犬病予防接種については費用が高すぎたので今回は断念しました。

狂犬病については感染したら致命的なので24時間以内に病院を受診します。

A型肝炎、B型肝炎、破傷風には数種類の選択肢がありますので、お医者さんと相談して、下記の表の中から赤文字のものを打ってもらうことにしました。

母子手帳などでこれまでの接種履歴が確認できるのであれば、それを踏まえてどれを打てばいいのか伝えてくれるので、持参をオススメします。

腸チフスと、私たちが選択した破傷風は1回の接種でいいものの、A型肝炎とB型肝炎は合計3回の接種が必要でした。
しかしぎりぎりの行動が祟って渡航まで1か月半しかないので、2回のみ打つことにしました。
「2回でも効果はあるけど、3回目を現地で受けられるのなら打った方がいい」とのことで、居住予定のグアダラハラか、夫の家族が住んでいるので多く訪れることが予想される、アグアスカリエンテスでクリニックを探す予定です。

私たちが行ったクリニックは下記の価格でした。参考にどうぞ！

A型・B型混合肝炎（Twinrix）17,500円×2回＝35,000円

破傷風・ジフテリア・百日咳Tdap　(boostrix)　1回 8,500円

腸チフス（TYPHIM Vi）１回　11,500円

合計55,000円/ひとり

上記の価格に加え初診料や再診料がかかることがほとんどです。

スケジュールには余裕をもって

A型肝炎とB型肝炎は3回の摂取が必要で、3回目は半年から1年後の摂取になるため、私たちのようにならないように海外移住が決まっている方は早めに受診予定のクリニックに問い合わせをしましょう。

また、クリニックによっては扱っていないワクチンもあるので、クリニックのはしごにならないように、あらかじめ受けたいワクチンを伝えた上で予約しましょう。

私たちの近所のクリニックでは海外渡航の予防接種を受け入れているクリニックはたくさんあったのですが、なぜか腸チフスを扱っているクリニックが無かったため、受けたい予防接種のすべてを扱っている横浜まで行きました。

まとめ

移住に浮かれていた私は予防接種のことを全然考えていなかったのでギリギリになってしまい、3回接種が必要なA型肝炎、B型肝炎を2回しか受けることができないですが、日本で受けられるのなら費用が高くても渡航前に受けた方が楽だと思います。
ちなみに夫がメキシコでかかる費用をネットで確認したところ、特に安くはない印象でした。（価格としてはほぼ同じ。）

日本よりも断然安く受けられる！といった内容の日本人の方のブログもあったのですが、詳細がよくわからずメキシコ人の夫がスペイン語で検索しても見つけられなかったので真相は謎です。

まさか2人で10万円を超えるとは思っていなかったので（楽観視）、スケジュールと費用に余裕をもって接種しましょう。